日本画の魅力に触れてもらおうと、高校生向けの絵画教室が15日開かれました。公益財団法人マルセンスポーツ・文化振興財団が日本美術院の支援を受けて主催したもので、県内の高校生14人が参加しました。
指導したのは、瀬戸内市在住の日本画家で、愛知県立芸術大学の教授などを務める井手康人さんです。井手さんは日本美術院の運営や審査を行う「同人(どうにん)」。日本画は、ガラスなどでできた「岩絵具」ににかわや水を加え、絵に色を付けていきます。
ほとんどの生徒が初挑戦で、色の塗り方や使い方などアドバイスを受けながら、試行錯誤を重ねていました。
(参加した高校生)
「普通の絵の具みたいにムラなくきれいに塗れるわけではないのでそこが難しかった」
(日本画家/井手康人さん)
「普段の生活の中に色んなものの見方や感じ方があるんだということを再認識してもらう、そういうきっかけの1つになればありがたい」