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8月13日と14日の2日間、人気ロックバンドB’zのボーカル稲葉浩志さんが、ふるさと津山で単独ライブを行います。今回は岡山県津山市にある稲葉さんゆかりのスポットを紹介します。
津山の町が熱狂に包まれた2017年のB’zのライブ。あの熱狂を再びと、稲葉浩志さんの単独ライブを目前に控え、今、津山の町が盛り上がっています。
ファンの「聖地」
まずは、ファンの聖地。津山市にある稲葉さんの実家、イナバ化粧品店です。母親・邦子さんの話から、稲葉さんの津山への愛着が伝わってきます。
(稲葉浩志さんの母親/稲葉邦子さん)
「帰ったらこそっと鶴山で催しがあったらのぞいたり。メイドイン津山か。津山が大好きいうて言うからいつも。やたらと津山のことを詩に書いたりしとるみたいじゃから」
イナバ化粧品店の目の前、石段を上るとぜひ訪れたい場所が。この神社は稲葉さんが子どもの頃に、遊んだことで知られています。
フォトスポットになっている石柱には、「稲葉浩志」と刻まれています。
ちなみに、この長~い石段、ファンの間では、イナバで178段あるとも噂されています。
稲葉さんが高校時代に使った「テニスラケット」も
市の中心部の商店街にある「津山まちなか博物館」です。
ツアーやアルバムの発売を記念したTシャツなどのグッズや、稲葉さんが高校時代に使ったテニスラケットなど、ファン必見の貴重な展示を見ることができます。
7年前のB’zのライブのスタッフTシャツも飾られています。
(津山まちなか博物館/出口剛三 代表)
「全国から来ていただいてます。やっぱり津山の宝でもあるし、津山全体で盛り上げていけたらなということで」
ここで、稲葉ファンなら持っておきたい、津山の建築をテーマにした一冊の写真集を紹介します。
手掛けたのは紀行作家で稲葉さんの「いとこ」にあたる「稲葉なおと」さん。稲葉さんは序文を寄せ、いくつかの撮影場所に実際に足を運びました。
稲葉さんと一緒に巡った、井上隆士さんに案内してもらいました。井上さんは、稲葉さんとは親戚で、幼いころから仲がいいそうです。
稲葉さんと同じポーズで記念写真を
記者「稲葉さんも実際ここを歩いて?」
井上さん「実際ここを歩いて上った」
記者「稲葉さん、普段鍛えてらっしゃる……」
井上さん「それでもハアハア言ってました」
やって来たのは、津山市の田熊八幡神社の境内にある農村歌舞伎の舞台「田熊の舞台」です。明治初期に建てられたとされる国の重要有形民俗文化財です。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「ここに彼(稲葉浩志)が立って、こっちに(作家の)なおとさんが、作家のなおとさんが立ってられとるという写真集がこれです」
写真集には稲葉さんが訪れた際の写真がのっています。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「写真集で皆さん見られて、柱のこの辺に手を置いてるていうことなんで、割とこの辺が白くなってますかね。ファンの方も同じポーズで写真を撮るという形でされているようですね」
写真集を見てぜひ、稲葉さんと同じ場所同じポーズで記念写真を撮って下さい!
稲葉さんは、地下の奈落と呼ばれる場所にも入り、回り舞台の珍しい装置を眺めたそうです。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「(Q.稲葉さんはここに?)ええ、ここに来て、こうなっとんじゃ言うて。彼も興味津々のタイプなんでいろいろ見て回っていましたねえ」
最後に、参拝をー。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「B’zのファンの方が来られたらお賽銭を178円、稲葉で入れるらしいです」
写真集に使われていない 関係者のみぞ知る場所
次は、津山市勝部にある「桐の木水車」にやってきました。昭和初期に作られたものです。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「(Q.稲葉さんの様子は?)彼のおばあちゃんの実家が、真横に自分のところの水車があったんですけど。懐かしい水車じゃなあということで喜んでましたけどね」
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「当日はここで、写真を座って、(水車を)バックに撮りました」
この時の写真は写真集に使われていないため、稲葉さんがこの場所を訪れたことはほとんど知られていません。関係者のみぞ知るこのような場所をこの後、続けて案内してもらいました。
稲葉さんが見とれた光景とは
707年創建の美作國一ノ宮・中山神社です。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「ここで並んで建物が全てうつるような形で皆で撮りました」
室町時代に再建された桧皮葺の本殿は、国の重要文化財になっています。津山城から移築された門越しの雄大な光景に稲葉さんは見とれていたそうです。
記者「迫ってくるパワーが凄いですね」
井上さん「そうですね。ここは本当にパワーをいただきますね」
記者「稲葉さんのウルトラソウル(笑)」
井上さん「まあ、ここに来るより先に歌ができてましたけどね」
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「こりゃ(津山に)帰ったらどんどん見て歩かんといけんないうことで、これ(本)には書いてますけどね。実際、さくら祭りにも、サクラの時期に2回くらい人ごみの中に行きましたしね。割と動いています」
稲葉さんがびっくりした絶景も
最後にやってきたのは津山市の中心部を一望できる場所です。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「あれが今度ライブをする文化センターですね、ちょっと黒っぽい」
稲葉さんはすぐ前の八畳岩に座って市街地を眺めたようです。
(稲葉さんの親族/井上隆士さん)
「津山が広々見えるなと。『うち(イナバ化粧品店)も見えるんじゃない?』と、東津山がね。ここは絶景ですね。(Q.稲葉さんもさすがにこの場所にはびっくりした?)びっくりした。どこに連れていかれるのかという(笑)」
稲葉浩志さんが愛してやまないふるさと・津山、ゆっくり巡ってその魅力を感じて下さい。