夏の高校野球・香川大会の注目校を紹介します。香川大会のシード校高松商。2024年夏は、決勝で英明に惜しくも敗れ悔しい経験をしました。同じ思いはもうしたくない……キャプテンは強い思いを持ってこの夏を戦います。
2024年の夏、高商で1番バッターを務めた山田圭介。準々決勝では、なんと、5打数5安打! チームの中心として活躍しました。
しかし英明との決勝では最後の打者となり、悔しさを味わいました。
(高松商/山田圭介 主将)
「先輩方がつないでくれたチャンスに応えられないっていう悔しさが一番残った大会になったので、同じことが起こらないように、というのを考えてイチから徹底して練習に取り組もうという意識でここまで練習してきました」
夏を終え、新チームで話し合いを重ね、山田はキャプテンになりました。
(高松商/山田圭介 主将)
「最初は自分がこのチームを作っていけるのかというのは不安で仕方なかったんですけど、周りの唐渡であったり高藤であったり、頼りある副キャプテンがしっかりと僕を支えてくれたのでここまで来られた」
チームの先頭に立つ山田。私生活にも変化がありました。
(高松商/山田圭介 主将)
「技術面もそうなんですけど、まずは私生活で長尾先生(監督)がずっとおっしゃっている『嫌なことから逃げない。そういう人間はチャンスに強い』というのをずっと言われてきたので、小さいことではありますけど、嫌なことから絶対逃げずに向き合ってしっかりと物事に取り組むことで、勝負強さは付いたのかなと思います」
2024年10月。秋の香川大会決勝、尽誠学園との一戦。
1点を争うシーソーゲームで山田はレフトスタンドへホームラン! さらに、延長10回には決勝点となる犠牲フライ。培った「勝負強さ」を見せつけました。
(高松商/山田圭介 主将)
「自分は元々バッティングがとても苦手な選手だったんですけど、(部員からの)アドバイスをもらって今はチームでも上位打線を打たせてもらっているということで、コンタクト率は後ろにいるいいバッターのおかげで良くなったと思う」
キャプテンとしてつかんだセンバツへの切符。初戦で敗れたものの、自身初の甲子園で経験を積みました。
(高松商/山田圭介 主将)
「甲子園に出場できたことはとてもうれしいことなんですけど、全然満足はしていなくて、甲子園で校歌を歌うというのが僕たちの目標」
春に一度立った夢舞台。だからこそ、その先の勝利をつかみたい。これまでの悔しさを胸に最後の夏を戦います!
(高松商/山田圭介 主将)
「本当に最高の仲間と甲子園に戻って一緒にプレーしたいなというのは強く思っているので、この1年間やってきたことを全部発揮できるように準備して、初戦からエンジン全開でやっていきたいと思います。(Q.目標とする所は?)まずは香川大会で優勝するのを目標にして、甲子園では新チーム結成した時から日本一というのを掲げて練習に取り組んできたので、泥臭いプレーであったり執念であったり、日本一のチームと言われるくらい熱いプレーでやっていきたい」