岡山市は、放課後児童クラブの待機児童を解消するための事業費などを盛り込んだ総額4億500万円の一般会計補正予算案をまとめました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「令和9年度(2027年度)の待機児童ゼロに向けてできることは前倒し、できるだけ早く解消に向けて対応していきたい」
岡山市が発表した一般会計補正予算案の総額は4億500万円で、このうちの9割以上を占める約3億8000万円が市の放課後児童クラブの待機児童を解消するための事業費です。
補正予算案では、6つの学区で新たに施設を建てたり、すでにある施設を改修したりする費用として4800万円を計上しています。
また、民間事業者の参入を促すため、クラブの開設に係る経費の補助対象を3カ所から24カ所に増やすなど、支援の拡充に約3億3000万円を盛り込んでいます。
岡山市は、2025年度までに待機児童をゼロにすることを目指していましたが、2024年5月1日時点で2023年より43人多い236人となっていて、目標達成を2027年度に先送りするとしています。