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備前焼陶友会が立ち退きに応じない中…備前市が備前焼伝統産業会館の改修費を計上 市長「市民の財産であり一部の団体の所有物ではない」 岡山

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 備前市が備前焼作家らで作る団体に対し、活動拠点にしている市の施設から立ち退くよう求めていることについてです。団体が立ち退きの要請に応じない中、市は施設を改修するための費用を新年度の当初予算案に盛り込みました。

 備前市の備前焼伝統産業会館は市が所有する施設で、備前焼作家らで作る団体「岡山県備前焼陶友会」が一部のスペースを作品の展示・販売場所や事務所として使っています。

 市は会館を2025年7月にオープン予定の美術館の別館にするとして1月末までに立ち退くよう求めていました。しかし陶友会は市の求めに応じず、現在もこの場所で営業を続けています。

 そんな中、備前市は13日、新年度の当初予算案を発表し、会館の改修費に4億1600万円を計上しています。

(備前市/吉村武司 市長)
「市民の財産であり一部の団体の所有物ではない。残念ながら不法に占拠されていて、速やかな撤去をお願いし続けるしかない」

 陶友会はKSBの取材に対して市の立ち退き要請は一方的だとした上で、「改修工事まではこの会館で営業ができるよう、市と退去の日程を調整したい」とコメントしています。

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