岡山市のバス路線の再編について協議会が開かれました。市中心部の運賃の値上げや、「公設民営」方式で設ける新しい路線の運賃が決まりました。
協議会には岡山市で路線バスを運行する事業者や大森市長らが出席しました。
(松木梨菜リポート)
「岡山市中心部の初乗りの運賃は事業者間の競争により100円から120円区間が広がっていましたが、2025年10月に160円に値上げすることが正式に決まりました」
岡山市が運賃の値上げについてパブリックコメントを行った結果、反対意見が少なかったことから、賛同する6社が「共同経営計画」を作成し10月に初乗り運賃を160円に引き上げます。
路線の再編については、岡山市がバス停の整備費などを負担する「公設民営」方式で17の支線を設けます。
2025年4月に誕生する初の支線の運賃は200円均一になります。
また岡山市が行ったウェブ投票の結果、路線バス全体のシンボルマークと支線の愛称が「FLA+」に決定しました。2月14日から3月6日まで「支線の車両デザイン」についてウェブ投票を行います。
岡山市は2028年度まで路線の再編に取り組む計画で、総事業費は約30億円です。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「現実にこれで動き出した。課題は出てくると思いますが、公共交通の維持という面では十分役割は果たしたと思っています」