若手の音楽家を応援しようと、3月にサンポートホール高松で香川県出身の4人の女性音楽家のデビューリサイタルが開かれます。このうちの1人に地元でデビューする今の思いを聞きました。
(リサイタルデビューする/稲沢朋華さん)
「数日後ここで演奏するのが夢みたいだったんですけど、現実だって感じですね。緊張しちゃうんですけど3月2日は堂々と演奏できるように頑張りたいです」
ピアニストの稲沢朋華さん(21)は、若手音楽家の登竜門といわれるピティナ・ピアノコンペティション第48回全国決勝大会Pre特級で銀賞を受賞するなど数々のコンクールで賞を受賞。
三豊市出身で、坂出高校の音楽科を卒業し、現在は東京の桐朋学園大学の音楽学部3年です。高校進学までは音楽の道に進もうとは思っていなかったそうです。
(リサイタルデビューする/稲沢朋華さん)
「練習も大変だし自分の意志でピアノに向かうことが難しかったんですけど、坂出高校の音楽科に入学して音楽が好きなみんなと出会って、自分が音楽を続けてこれたのは香川にいたからと思っていて」
デビューリサイタルは高松市文化芸術財団と高松市が開くもので、地元の若手音楽家を応援しようと公益財団法人松平公益会が特別協賛しています。
今回、稲沢さんを含めた20代の音楽家4人がデビュー。全員、香川県出身でオーディションを勝ち抜きました。
デビューリサイタルは3月1日と2日にサンポートホール高松の小ホールで開かれ、チケットは大人1人1000円、18歳以下は無料です。(サンポートホール高松のホームページで販売)
(リサイタルデビューする/稲沢朋華さん)
「香川のみなさんにお会いして演奏できるのが感慨深い。感謝の気持ちをお伝えできたらと思ってとても楽しみにしています」