2024年11月、瀬戸大橋の上で列車が立ち往生した事故を受けて、JR四国が23日未明、事故とほぼ同じ場所で列車が立ち往生したという想定で訓練を行いました。
2024年11月、高松発・岡山行きの快速マリンライナーが瀬戸大橋の上で立ち往生し、乗客150人が約6時間閉じ込められました。
23日午前1時20分から行われた訓練には、JR四国とJR西日本のほか四国運輸局の職員ら約170人が参加しました。
訓練は、宇多津駅から児島駅へ向かう列車が、瀬戸大橋の上で架線の切断による車両故障で走行不能になったという想定です。走行不能となった列車から救援用の列車へ乗客を安全にスムーズに移動させること、そして乗り換えた後の乗客のケアについてそれぞれの動きを確認しました。
列車の乗務員らは、約80人の乗客を児島駅から来た救援用の列車へ非常用の「渡り板」を使って誘導しました。乗り換えた乗客には乗客対応の職員らが声を掛けながらミネラルウォーターを配りました。そして予定時間通りに救援列車が児島駅に到着しました。
(JR四国/四之宮和幸 社長)
「きょう(の訓練)はスムーズにいったと思いますが、改めて社内できょうのやり取りを振り返って反省すべき点があれば次回の訓練の中でも生かしていきたい」