10日から「愛鳥週間」です。野鳥の愛好家らが岡山県和気町で写真展を開きます。
爪でつかんだ大きな獲物! 魚を餌にする猛禽、ミサゴ。鋭い眼差しで前を見つめ、飛び立とうとしています。
和気町立図書館で野鳥愛好家が10日に始まる写真展の準備をしていました。
ヒバリの幼鳥は、あどけない表情がなんとも言えません。
(撮影した愛好家/片井月世さん)
「初めて飛んだのかなと思う。元気で大きくなればいいな」
暑い真夏に撮影したサギの仲間「ササゴイ」です。口ばしの先で光っているのは繁殖期で虹色に色付いた獲物のオイカワ。
(撮影した愛好家/渡部秀樹さん)
「水を飲んでいる瞬間も、本当はいつシャッターチャンスがあるか分からないんで、本当にシャッターチャンスは一瞬で突然やってくるんで目も離せません」
春から初夏に日本にやってくるオオルリは、渓流沿いなどで美しい鳴き声を響かせます。
休耕田の上を低く飛ぶハイイロチュウヒ。夕方のねぐら入り直前の精悍な姿をとらえています。
会場には野鳥の巣も展示されています。
(記者リポート)
「よく見るとビニールテープも混じっています。
夏のヨシ原で独特の鳴き声を出すオオヨシキリの巣。
約20人の愛好家が撮影した野鳥の写真展は5月10日から18日まで開かれます。