羊は夏に向けて涼し気な姿になりました。岡山市の高校生が羊の毛刈りを体験しました。
羊の毛刈りを体験したのは、畜産などを学んでいる瀬戸南高校・生物生産科の3年生、16人です。
普段、牛やニワトリの世話をしていますが、羊の毛刈りは全員が初めて。おかやまフォレストパークドイツの森の飼育員から手ほどきを受けました。
(講師の飼育員)
「ひざで(羊を)挟む」
(生徒)
「ひざで挟む!?」
生徒に毛を刈られている羊は、ドイツの森から来たメスの「フジ」。春に生まれたばかりの娘の「ツツジ」が見守ります。
毛を刈るときはバリカンを持っていない方の手で羊の皮膚を引っ張ることや、足でしっかりと羊を押さえることなど、作業のコツを教わりました。
生徒らは2kg近くの毛を刈り取り、羊は夏に向け涼し気な姿になりました。
(毛刈りを体験した生徒は―)
「セーターとか衣服類のもとがこれだけ大変な作業からなっているんだなと学びました」
「(将来は)トリマーになりたい。保定(動物を押さえること)の仕方とか、しわにならないように皮膚を引っ張って毛を刈るとか勉強になった」