普段は一般の家庭などで飼われている犬が警察の捜査に協力する「警察嘱託犬」。競技会が8日、岡山県総社市で行われました。
嘱託犬の技術の向上を目的に岡山県警が毎年開いている競技会です。
一般捜索犬の部では3つの競技が行われました。警察犬としての基本動作としつけを競う「服従」。
においなどから逃走経路をたどり、犯人役を捜す「足跡追及」。
布についたにおいと同じものを選び出す「臭気選別」です。
ジャーマン・シェパードやラブラドール・レトリーバーなど21頭が出場しました。
ほとんどが大型犬の中、こちらは唯一の小型犬。イギリス原産のジャック・ラッセル・テリアです。
(嘱託犬指導者/高木留美さん)
「まじめで、すごく必死になって匂いを探すところがすごくかわいい。いつでも対応できるようにこれからも頑張っていきたいと思います」
岡山県では現在27頭の警察嘱託犬が活動しています。2025年は3月末までに行方不明者の捜索など36件で出動し、そのうち2件で発見につながりました。
(岡山県警 鑑識課/池田憲治 次長)
「期待しているのは犯人の追及、それから行方不明者の捜索活動。お互いに高め合ってスキルを磨いていただいて、われわれの活動にご協力いただけたらと考えています」