生物化学兵器によるテロ攻撃に備えた訓練が2日、香川県の国営讃岐まんのう公園で初めて行われました。
訓練には、警察官や機動隊員、仲多度南部消防組合の職員ら約50人が参加しました。
訓練は刃物と液体が入ったペットボトルを持った不審な男が公園内のトイレに侵入し、液体を撒いたという想定です。
公園の職員が暴れる男をさすまたでけん制、駆けつけた警察官が男を取り押さえました。
また、トイレ内で体調不良を訴えた人を防護服を着た消防隊員が救出したり、ペットボトルを密封ケースに入れて回収したりする訓練も行われました。
香川県警は、2025年に県内で瀬戸内国際芸術祭やかがわ総文祭など多くのイベントが行われるため、それらを狙ったテロを防ぎたいとしています。
(香川県警察本部 警備部外事課/岡 壮太 次長)
「テロというのはいつどこで発生するか分からない。いざ発生した場合に迅速に対応が出来るように関係機関としては備えていく必要があると考えている」