岡山市は、農業法人に売却した土地を買い戻す費用7900万円を一般会計補正予算案に盛り込み市議会に提案します。
岡山市北区河原にある旧福谷小学校・福谷幼稚園の跡地を買い戻すなどの費用として7900万円を一般会計補正予算案に盛り込むことを、大森市長が定例会見で明らかにしました。
市は2019年、皮ごと食べられる「もんげーバナナ」の栽培で知られる「農業法人D&Tファーム」にこの土地を売却しました。
当時「D&Tファーム」はバナナの農場や加工場として土地を活用する計画でしたが、2025年2月に自己破産を申請。
売却した際の契約では、2025年6月までに「D&Tファーム」が土地を活用することと定めていましたが、実行されなかったことから、市が買い戻すことにしました。今後の具体的な活用方法はまだ決まっていません。市は契約に基づいて約3700万円の違約金を受け取るとしています。
土地の買い戻し費用を含む総額1億円余りの一般会計補正予算案は、6月9日に始まる6月定例市議会に提案されます。