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岡山県初 吉備中央町が「ふるさと納税制度」の対象から除外

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 ふるさと納税の返礼品として提供していたコメの調達費が、国の基準を超えていたとして岡山県吉備中央町が対象の地方団体から除外されることになりました。

 総務省によりますと、吉備中央町は2024年10月から2025年3月にかけてふるさと納税のコメを生産者から購入する際、60kg当たり1万4000円の代金に加えて1万1000円の「奨励金」を出していました。

 総務省はこの奨励金も調達費に当たるとしています。それを踏まえて計算すると返礼率は約57%となり、国の基準である30%を上回ります。指定の取り消しは6月17日付です。

 ふるさと納税の指定を取り消された自治体は吉備中央町を含め全国で5つで、岡山県では初めてです。

(岡山・吉備中央町/山本雅則 町長)
「残念な判断だったと率直に感じている。我々の説明をしっかり理解していただけなかったんだなぁという寂しい気持ちもあります」

 村上総務大臣は会見で「今回の事案は、ふるさと納税に対する信頼を損ないかねないものであり、大変遺憾。総務省としては、各自治体に対し、改めて指定基準の順守を求める」などと話しました。

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