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吉備中央町ふるさと納税返礼品問題 村上総務大臣が詳細な報告求める「基準に違反して行われたとすれば由々しき問題」 岡山

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 岡山県吉備中央町がふるさと納税の返礼品として提供するコメの調達費が、国の基準を超えている可能性がある問題です。村上総務大臣は町に報告を求めるなどの考えを示しました。

(村上誠一郎 総務大臣)
「基準に違反して返礼品を調達送付してまで寄付の募集が行われたとすれば、それは由々しき問題であると、そういうふうに受け止めております」

 村上誠一郎総務大臣の22日の閣議後の会見です。村上大臣は、町に詳細な報告を求め、法律などの規定にのっとり厳正な対応を検討する考えを示しました。

 国はふるさと納税の返礼品の調達費用について寄付金の3割以下とするよう定めています。吉備中央町は2024年度寄付額1万1000円に対して15kgのコメを返礼品として送っていました。

 町はコメを生産者から購入する際に60kg当たり1万1000円の代金に加え、1万円の「支援金」を出していました。支援金が調達費に含まれると考えた場合、返礼率は約48%で国の基準を上回ります。

 町は岡山県の助言を受け、2025年度は生産者に「支援金」を出していません。

 町はKSBの取材に対し、「支援金は農業施策の一つという認識だった」「制度に沿っていると思っていた」などと話し、その上であらためて「国の判断を待ちたい」としています。

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