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国民新人が自民現職を破る…18年ぶり野党系候補が当選【参院選・香川選挙区まとめ】

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 20日、投票と開票が行われた参議院選挙。香川選挙区では国民民主党の新人が無党派や保守層の票を取り込み、自民党の現職を破りました。参院選の香川選挙区で野党系候補が当選するのは18年ぶりです。

 17日間の猛暑の選挙戦ですっかり日焼けした国民民主党の原田秀一さん(52)。初当選から一夜明け、出身地のさぬき市で街頭に立ちました。

(参院選香川選挙区で初当選/原田秀一さん[国民・新])
「皆さまの手取りを増やす政策、しっかりと実現できるように頑張ってまいります」

 原田さんは17万4728票を獲得。3期目を目指した自民党現職の三宅伸吾さんとほか4人の新人を抑えて初当選を果たしました。

 香川県は国民民主党・玉木雄一郎代表のお膝元です。原田さんは「玉木党」と呼ばれる強い支持層に支えられた選挙戦を展開。党が掲げる「年収の壁」の引き上げやガソリン暫定税率の廃止などを訴えました。

 ANNの出口調査を見ると、原田さんは無党派層の40%以上を取り込んだことに加えて自民党支持層の14%にも食い込みました。「保守層」を意識して、立憲民主党と一定の距離を置いた戦略も功を奏したとみられます。

(敗戦の弁を述べる/三宅伸吾さん[自民・現])
「逆風を跳ね返すことができず本当に悔しくてなりません。申し訳ございません」

 20日、オンラインで原田さんの事務所にメッセージを送った玉木代表は次の衆院選についても言及しました。

(国民民主党/玉木雄一郎 代表)
「香川3区についても(候補者を)擁立するなど県内での党勢拡大に向けてさらに努力をしていきたい」

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