インタネットニュース利用料金の架空請求で、香川県東かがわ市の男性(26)から現金250万円をだまし取ったとして、長野県と大阪府の男が逮捕されました。
詐欺と組織的犯罪処罰法違反の疑いで5日に逮捕されたのは、長野県の派遣社員の男(52)です。大阪府のアルバイト従業員の男(47)は7日、詐欺の疑いで逮捕されました。
警察によりますと2人は氏名不詳者と共謀し、2023年12月25日から2024年1月5日にかけて、東かがわ市の男性の携帯電話に「未払い金がある」「支払いをしない場合、裁判沙汰になる」「未払い金が出たのは、携帯電話にウイルスが入ったことが原因」などとうその電話をかけ、大阪府のアルバイト従業員の男の預金口座に現金250万円を振り込ませた疑いです。
派遣社員の男は、長野県内に設置されたATMを利用し、特殊詐欺で得た現金のうち245万円を暗号資産口座に振込送金し、犯罪の収益を隠した疑いです。
逮捕された男2人は面識がなく、SNSで特殊詐欺に勧誘されたということです。
警察では組織的な特殊詐欺事件とみて共犯者や余罪などを捜査しています。