夏の甲子園、岡山代表の岡山学芸館が初戦を戦いました。
学芸館の守備の要、沖縄出身のセカンド・又吉。岡山大会では準決勝までに4エラーと苦しみましたが、決勝では好守備を見せると……。打っては先制タイムリー! チームの勝利に貢献しました。
そんな又吉のお守りは「塩」。小さいころ安全を祈る母が持たせてくれたのを思い出し、決勝からポケットに入れていたといいます。
(岡山学芸館/又吉涼太郎 選手)
「ポケット触りながら深呼吸して落ち着いた感じがあって。それで打てたんで。(Q.甲子園ではどうしますか?)持っていくしかないですね。ずっとポケットに入れときます」
アルプスで見守る母・遥さんもリュックに塩。
(母/遥さん)
「沖縄では一般的で。お守り代わりで。ノーエラーで、チームに貢献できるプレーができればと」
(記者リポート)
「アルプスは緑の応援団で埋め尽くされています。学芸館の粘り強い野球を後押しします」
2年連続の聖地。2024年を超えるベスト8へ。
学芸館は1回。得点圏にランナーを進め、4番・繁光!レフト前へ弾き返し、幸先よく先制します。
さらに3回。ランナー1人を置いて打席には又吉。
バントでチャンスを広げると……。その後、相手のミスもあり、又吉が進めたランナーが帰って追加点を奪います。
そして、4回表には守備でも横っ飛びのファインプレー! チームを鼓舞します。
(母/遥さん)
「(Q.塩の効果ありましたか?)あるとうれしいです」
5回表。学芸館は1アウト3塁1塁のピンチ。
マウンドには岡山大会でも好投を見せたエース・青中。
ここを二者連続三振でしのぎ切り、流れを渡しません。
学芸館のアルプスに駆け付けた応援団は2000人以上! 熱い声援を背に青中は気迫の完封勝利!【岡山学芸館 3-0 松商学園(長野)】
目標のベスト8まではあと1つです。
(岡山学芸館/青中陽希 投手)
「内野もしっかり守ってくれて、自分が助けてもらう場面があったので、内野に感謝するのと。チームを勝たせることができたのでよかったです」
(岡山学芸館/又吉涼太郎 選手)
「エースの青中がずっと頑張っていたので、取れるアウトを1個でも多く取らせてあげたい。がむしゃらにじゃないですけど一球一球食らいつく。グラウンドの中でもポケットの塩を触りながらやっていたので、本当に効果はあった」