2019年に岡山市にオープンした複合商業施設「ブランチ岡山北長瀬」の来客数が当初見込みの3分の1に留まっていることが分かりました。
(岡山市議会にぎわいの拠点づくり調査特別委員会/福吉智徳 委員長)
「そんなににぎわっているのかなという見方もある。そういう見方でいいですか?」
(岡山市の担当者)
「そういう認識に近いものも我々も持っている。目標数値よりはかなり下回っているのは事実でございます」
8日に開かれた岡山市議会のにぎわいの拠点づくり調査特別委員会で、市の担当者が明らかにしました。
ブランチ岡山北長瀬はJR北長瀬駅前に2019年にオープンしました。大和ハウスグループの大和リースが整備し、9月末時点のテナントは47区画中46区画が契約済みです。
2024年度の来客数は約79万人で、開業当初見込んでいた年間240万人を大きく下回っています。岡山市は新型コロナウイルスの感染拡大やスーパーの撤退などが影響していると説明しています。
利用者の反応は……。
(3世代で来場[70代])
「こういうところはいいんじゃないかな、ただ食べるものが難しい、若者に合うような食べ物が多い」
(子どもと来場[30代])
「子供用品を売っているお店とかもあるから子ども連れで利用しやすいかなと、あとトイレがきれい。休憩できる場所もあるので子どもと遊ぶにはいい」
委員からは「2023年全面オープンした北長瀬未来ふれあい総合公園や岡山ドームなどと連携し、回遊性を上げる必要がある」などの意見が出ました。
岡山市の担当者は「ブランチ岡山北長瀬はイベントなどを開催し、より一層にぎわいを生む必要がある」としています。
市によると、2024年度の稼働率は岡山ドームが98.4%で、ふれあい総合公園(土日祝)は66.9%でした。