赤字が続くJR芸備線の潜在的な可能性を検証するための実証事業が始まりました。列車の乗客に地元特産のピオーネを配る「ピオーネ列車」の運行です。
4日、JR新見駅で芸備線の列車に「ピオーネ列車」のステッカーが貼られました。
そして、新見市のマスコットキャラクター「にーみん」が出迎える中、乗客にピオーネが配られ、さっそく列車の中で味わいました。
(乗客)
「おいしいし、楽しいですね。お得な気分になります」
この「ピオーネ列車」は、存廃が議論されているJR芸備線の潜在的な可能性を探るために芸備線再構築協議会が行っている実証事業の一環です。
(新見市/根石憲司 副市長)
「ぜひ多くの皆様方に秋の中国山地の鉄路の旅を楽しんでいただきたい。(実証事業で)確実に乗客数は、増えていると思う。受け入れ態勢を整備して実証事業が終わるまでしっかり取り組んでいきたい」
この「ピオーネ列車」は、10月26日までの土日祝日、午前10時24分新見駅発の下りの臨時便と午後1時18分野馳駅発の上りの臨時便が対象です。