倉敷市の文化の向上・発展に貢献した個人や団体に贈られる「倉敷市文化連盟賞」の2025年度の受賞者が、倉敷少年少女合唱団と画家の木口敬三さんに決まりました。
倉敷少年少女合唱団は1972年に創設され、現在は園児から高校生まで130人が所属しています。2023年には少年少女合唱団ながら、全日本合唱コンクール全国大会大学職場一般部門・室内合唱の部で文部科学大臣賞(最優秀賞)を獲得し、岡山県勢としては50年ぶりに日本一に輝きました。子どもたちの音楽性・芸術性と、社会性を育んでいる点などが評価されました。
木口敬三さんは1941年、倉敷市生まれの84歳です。ヨーロッパ留学で銅版画を中心に研鑽を積み、培った感性と技術で独自の作品を制作しています。美大受験を目指す高校生の指導や、カルチャースクール・公民館講座の講師を長年務め、多くの人に美術の楽しさ、喜びを伝えてきました。また倉敷美術協会の会長を務めるなど倉敷市の芸術振興に大きく貢献している点などが評価されました。
「倉敷市文化連盟賞」は1963年に創設され、2024年度までに113人・10団体が受賞しています。
2025年度の倉敷市文化奨励賞には、陶芸家の木村知子さん(55)と映画監督の桑田浩一さん(55)が選ばれています。