海岸沿いの限られた湿地に生える希少な植物・アッケシソウが、岡山県浅口市の自生地で赤く色づいています。
浅口市寄島町のアッケシソウの自生地です。アッケシソウはナデシコ目ヒユ科の1年草で、この時期に赤く色づきサンゴのような美しい姿になります。
アッケシソウは海岸沿いの塩分濃度の高い湿地に生え、北海道や瀬戸内海沿岸に分布しています。
非常に限られた環境にのみ生えるため、環境省は絶滅の危険が増大している絶滅危惧Ⅱ類としています。
(浅口市寄島町アッケシソウを守る会/藤沢福夫 会長)
「ちょうど満開です。一番きれいな時期になります。例年よりもたくさんの人が見学に来てくれて会としても非常にうれしい」
アッケシソウの自生地は10月28日まで一般公開されています。