秋の彼岸の頃に咲く、ヒガンバナの花が、岡山県の南部~中部で咲きそろってきたようです。田んぼの畔や林の縁、都市公園の隅などで、真紅の花をつけています。
写真のヒガンバナは、9月28日に岡山県赤磐市で撮影したものです。
ヒガンバナは秋になり、一定の気温を下回ると開花するとされています。
大阪府立大学の森源治郎氏らは、ヒガンバナのさまざまな発育段階で気温との関係を調べ、開花と気温の関係を明らかにしました。論文に(1990年)よると、めしべを形成して開花に至るまでの適温は20度~25度で、30度など高温の環境だと開花が遅れるとしています。高温による「開花抑制」の効果が働くと考えられています。