NHK高松放送局の外部スタッフだった男が5日、知人女性の住宅への侵入や盗撮の罪で執行猶予が付いた有罪判決を受けました。
住居侵入と性的姿態等撮影の罪で判決を受けたのは、NHK高松放送局の元外部スタッフで、高松市に住む無職の男(23)です。
判決によりますと男は2025年4月から8月にかけて、知人女性2人の自宅に無断で作った合鍵を使って侵入しました。また特殊な器具を使ってこのうち1人の家の玄関のドアスコープから女性の胸などをスマホで動画撮影しました。
高松地裁の池内継史裁判官は判決で「被害者らに強い恐怖感や嫌悪感を抱かせる非常に悪質な犯行」と指摘しました。
一方で、被害者2人と示談が成立していることなどを考慮し、懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。(求刑 懲役2年6カ月)
判決を受けてNHK高松放送局は「元外部スタッフが有罪判決を受けたことは遺憾です」とコメントしています。男の業務内容を明らかにしていません。