岡山県は、県の指定管理施設「岡山セラミックスセンター(備前市西片上)」で、2014年4月から2025年3月までの間、職員用駐車場の使用料金が徴収できていなかったと、19日の県議会総務委員会で報告しました。
施設の運用における「重大な不備」として報告したということです。
県によりますと、センターでは2010年に改正された条例に基づき、2014年4月から職員から利用料として月1000円を徴収しなければならなかったということですが、一度もできていなかったということです。県の担当者が指定管理者に説明していなかったとしています。
未徴収の料金は約200万円ほどとみられていますが、当時の職員の通勤方法などが不明なため、請求するのは難しいということです。
県が指定管理施設の駐車場の利用状況を調べたところ発覚したものです。県は再発防止に向け、担当者同士で同様のケースがないかなどを確認するとしています。
「セラミックスセンター」は耐火物についての研究などを行う施設で、約20人の職員が在籍しているということです。