岡山市の高校生が地域の人たちと散策し、自分たちが学んだ学校周辺の歴史について紹介しました。
岡山市中区門田屋敷周辺を散策しながら地域の人たち20人を案内したのは、山陽学園高校の図書委員の2年生と3年生合わせて4人です。地元の公民館が開いた催しです。
(生徒)
「祇園用水は昔よく洪水を起こしそれを鎮めるためにお地蔵様を川に投げ入れたところ収まったと言われ、そのためこの一帯は地蔵川と呼ばれているそうです」
生徒は自作した地図を使って、地域にゆかりがある歴史上の人物や街の歩みを紹介しました。伝える一方で、参加者から多くのことを学びました。
(生徒)
「児童福祉の父といわれた石井十次が設立した日本で最初の孤児院です」
(参加した地域住民)
「この一帯が全部平屋が建っていて(孤児を)いっぱい受け入れていた」
(参加した地域住民)
「もちろん年齢を経て知っていることもたくさんある。若い人が感じる感性は違う」
(山陽学園高校3年/小郷原実奏さん)
「私たちの地元のことを私たちが生きていない時代のことから学べるのでいろいろ発見があった」