他人になりすまして金銭取引をする目的で、香川県に住む男性から預金口座を購入したとして、岩手県一関市の無職の男(31)が8日、犯罪による収益の移転防止に関する法律違反の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、男は2023年10月から11月の間、香川県に住む男性とSNSでやり取りをし、口座から現金を引き出すたびに5000円を支払うなどと約束して男性名義の銀行口座を入手した疑いが持たれています。
銀行から警察に「不正に送金されている口座がある」という相談があり、捜査を進めたところ、香川県に住む男性名義の口座が浮上しました。警察の調べに対して男は黙秘しています。
男は2025年11月18日、大麻を栽培した疑いなどで逮捕されていて、大麻を密売する際の金の振込先として、男性名義の口座を使ったとみられています。警察が組織的な犯罪の可能性もあるとみて捜査しています。