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電車のシートは洗ってる?なぜ白い手袋? ことでんに聞いてみた【みんなのハテナ】

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 Park KSBアプリに寄せられた疑問に答える「みんなのハテナ」。今回のテーマは「電車」です。「シートは洗っている?」「線路の石はなぜある?」などについて、車両基地などもあることでんの仏生山駅で話を聞いてきました。

洗っているの?(倉敷市 あっき 35歳)

 この日、車両基地で列車の点検や清掃をしているということで、その様子を見せてもらうため特別に清掃中の車両の中に入らせてもらいました。

 まず、つり革はどう洗っているのでしょうか?

(高松琴平電気鉄道 車両所車体班/経ヶ阪貴司 班長)
「三角形のところとかプラスチックのところは水拭き。(Q.どれくらいの頻度で?)2年に1回と4年に1回両方とも」

 ことでんでは、2年に1回の点検と4年に1回の点検があり、それぞれの点検のタイミングで清掃もしています。

 そのため、座席のシートも2年ごとの清掃です。

(高松琴平電気鉄道 車両所車体班/経ヶ阪貴司 班長)
「こちらがバックシートと呼ばれる背中に当たる方ですね。こちらがお客さんが座る座面シート」

 シートはホコリなどを風で飛ばした後、高圧洗浄機を使って1つ1つ手作業で洗います。

(高松琴平電気鉄道 車両所車体班/経ヶ阪貴司 班長)
「(1つ当たり)多く見積もって10分くらい」

 ちなみに、ここにはだいたい2両分のシートが積まれています。1両分を洗うのに丸1日ほどかかるそうですよ。

線路の石はなぜあるの?(坂出市 エディ 45歳)

 ポイントとなるのは列車の重さです。

(高松琴平電気鉄道 運輸サービス部/近藤敬一さん)
「1つの車輪にどのくらい重さがかかっているかなんですけど、琴平線の大きな車両で人が満杯になると6tくらいかかります。そのまま線路を置いちゃうとものすごい衝撃がかかっちゃうんですよ。それをどうやって分散させるかというと、そのために石があります」

 石がクッションとして働くことで、走行時の振動を抑えて乗り心地を良くするほか、レールの変形などを防ぐことにもつながります。

耐久年数は?(岡山市 あるみ1124 56歳)

 続いては、シートや列車などの耐久年数を聞いてみました。先ほど紹介した座席のシートは、破れるなどしない限りは8年から10年ほどは使えるそうです。

 そして、電車の寿命は約60年だそうです。

 ちなみに、ことでんが所有する現役の電車の中で最も古いのが……なんと68年モノ。しっかりメンテナンスをして安全に走っています。ことでんでエアコンが初めて搭載された電車とのこと。

走る仕組みは?(岡山市 ブーちゃん 47歳)

 普段は入れない運転席に入れさせてもらいました。

(高松琴平電気鉄道 運輸サービス部/渡辺好倫さん)
「まずこれがブレーキです。緩めて……止めて……というふうに電車を止めています。これがアクセルに当たるものなんですが、このレバーを前にすると前進。これを逆に付けて後ろにするとバックすることができます。普段電車がバックすることはあまりないんですが。アクセルを前進に入れた後に、このマスコンというんですが、これをひねっていくと車でいう1速2速という感じでスピードが上がります」

 ちなみに、空気圧を使ってブレーキをかけるので、レバーをひねると「プシュー」という音がなるのも特徴ですね。

 そして、アクセルやブレーキのレバー、なんと取れるんです。

(高松琴平電気鉄道 運輸サービス部/渡辺好倫さん)
「2両の電車になるんですけど1つの編成で1つなので終点に着いたら折り返し、逆に走る時はハンドルを持って反対側の車両に移動します」

白い手袋 なぜ?(高松市 うらしま 39歳)

 2つ理由があって、1つ目は「けが防止」です。

(高松琴平電気鉄道 運輸サービス部/渡辺好倫さん)
「駅に着く時にホームの安全確認を車掌はするんですけど、窓を開けたりする時に手を挟まないように。手を挟んでしまうとけがしてしまうので、仮に挟んだとしてもけがを軽減させる役割が手袋にはあります」

 もう1つの理由は「見やすさ」です。

(高松琴平電気鉄道 運輸サービス部/渡辺好倫さん)
「電車が止まってお客様の乗降が完了したら運転士とお互いに降りる人がいないのを確認して運転士に対して合図をする時に手を上げる。その時に白いのが目立つ」

 私たちを安全に運んでくれる電車。その裏側には、知られざる多くの工夫や努力があったんです。感謝して乗りたいですね。

(2026年1月22日放送「News Park KSB」より)

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