岡山市は、造山(つくりやま)古墳の陪塚である榊山(さかきやま)古墳から出土した馬形帯鉤(うまがたたいこう)と、造山古墳から出土した靫形(ゆきがた)埴輪のレプリカを制作し、9日から岡山市造山古墳ビジネスセンターで公開します。
馬形帯鉤は朝鮮半島から持ち込まれたベルトのバックルにあたるもので、当時の吉備が朝鮮半島と密接に関係があったことを示しています。
靫形埴輪は弓を入れた容器を模した埴輪で、古墳時代に使用された魔除けの模様とされる直弧文(ちょっこもん)が刻まれています。
岡山市は「制作したレプリカは実物と同一縮尺で重厚さを感じることができる」としています。