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弥生時代の集落跡が残る「堂免遺跡」の発掘現場を公開 壺などの土器の展示も 岡山・瀬戸内市

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 岡山県瀬戸内市役所周辺で発掘された遺跡です。弥生時代の集落跡が残る瀬戸内市の堂免遺跡で発掘調査の説明会が開かれました。

(瀬戸内市 文化観光課/江口直輝 学芸員)
「調査しているのがここ小字が堂免といいまして、それによってここ堂免遺跡と命名されております」

 29日は発掘現場が公開され多くの地元の人らが見学に訪れました。

 瀬戸内市が商工会や就労支援施設が入る「地域ビジネス支援センター」を建設するのに伴い、堂免遺跡の発掘調査を3月から行っています。

 現場では約2000年前の弥生時代から古墳時代にかけて使われていた「壺」や「高坏(たかつき)」、「甕(かめ)」などの土器が展示されました。また、竪穴式の建物や井戸の跡も公開されました。

 堂免遺跡の発掘調査は今回が3回目で、以前の調査では現在の市役所があるところから墓の跡などが見つかりました。

(地元の人は―)
「かなり昔から人が住んでいたんだなっていうのがよく分かりますね」
「地元の愛着がますます湧いてきました」
「ここに人とかが住んでたってことが分かったからよかった」

 調査は5月31日まで行われ、2026年度中に市が報告書を取りまとめる方針だということです。

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