ニュース

香川県民歌って知ってた? 認知度5%…1500万円かけ新たに制作へ 知事「また広めるのは現実的でない」

 香川県は、地元への愛着を深める「香川県民の日」を制定したことに合わせ、新しい「県民歌」を作ることを5月25日に発表しました。1500万円の予算をかけ、シンガーソングライターのさだまさしさんが作詞・作曲を手掛けますが、そもそも「香川県民歌」があることを知らない県民も多い中、なぜ新たに制作を行うのでしょうか?

1954年に制定 香川県民歌とは?

 香川県によると、香川民歌は「県民としての誇りを自覚し、勤労と郷土愛を奮起させることを願って」1954年に制定。歌詞は公募で128編のから、小川楠一さんの作品が選ばれ、県内の音楽家、田口寛さんが曲をつけました。

 一番の歌詞は「讃岐の峰の雲晴れて/大瀬戸清くかもめ舞う/絶景ここに織りなして/あゝ美しのわが郷土/香川県民いざ誇れ」

 香川県庁で朝と夕方の始業時と終業時に流していて、県のホームページで楽譜を公開しているほか、合唱、ピアノ、吹奏楽、オルゴールの音源をYouTubeで公開しています。

今の「香川県民歌」 県民の認知度は?

 県は2025年8月、この県民歌についてアンケートしたところ、355人から回答があり、県民歌を「知っている」と答えたのは5.1%、「知らない」は94.9%でした。

 また、香川県民歌がどうなれば歌いたいと思うか? という問いでは、「もっと広報されれば歌いたい」が53.5%、「有名作詞家、作曲家が作れば歌いたい」が8.7%、「曲調が現代風になれば歌いたい」が6.2%でした。
 一方、「どうなっても歌いたくない」が17.2%、「今のままでよい」という意見も9.3%ありました。

新県民歌 知事「費用をかけても価値がある」

 香川県の池田知事は5月25日の記者会見で、「私もいろいろな県に勤務したり住んだりしたが、県民の歌が学校でも必ず歌われている、毎日のように流れているとという県もあり、県民のふるさと意識のために効果があると思うし、費用をかけても価値がある」と述べました。

 また、「時代の変遷があり、今の県民歌をまた広めるということは効果的に現実的ではないのかなという思いの中で、新しいものにしたらどうかということに至った」と述べました。

 新しい県民歌は12月3日の「香川県民の日」の記念式典で披露し、県の広報や行事では基本的にこちらを積極的に使いたいとする一方、今の県民歌についても「長く親しまれてきたものなので廃止はせず、旧県民歌としてこれからも親しんでいただければ」としています。

KSB 報道
執筆:KSB報道
岡山・香川エリアを中心に日々ニュースを取材、発信しています。
KSBニュースのX(旧Twitter)アカウント

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース

ADVERTISEMENT