岡山県津山市の6月定例市議会が15日に開会し、2026年2月の市長選で初当選した光井聡市長が所信表明を行いました。未来を担う子どもたちが「このまちで生まれ育ってよかった」と思えるよう、10年後、20年後を見据えた取り組みを進めるなどと述べました。
光井市長は「教育」を最優先課題と位置づけ、医療・福祉・地域社会と連携し、誰一人取り残されない体制づくりを早急に検討するとしています。
市が検討を進めている美作大学の公立化については、「美作大学は専門職人材を輩出し、教育研究活動を通じて地域課題の解決や活力創出に寄与してきた本市に不可欠な存在」とした上で、「公立化を有力な選択肢と捉えつつ、他の手法との比較や広域的な視点での検討をより具体的に進める。できる限り早期に最善の方向性を見定める」と述べました。
また、市政運営の基本的な考え方として、以下の6つを挙げました。
「①学び、自分の好きが見つかるまち」「②若者、女性に選ばれるまち」「③安心して、ずっと住み続けたいまち」「④人が集まり、つながるまち」「⑤しっかり稼ぎ、成長し続けるまち」「⑥変わり続け、在り続けるまち」
26年度当初予算に肉付け編成 補正予算案を提案
このほか、市議会初日には、約25億3000万円余りの一般会計補正予算案などが提出されました。
津山市では、2月に市長選が行われたため、2026年度の当初予算は義務的経費などを中心とした骨格予算となっていました。今回の補正予算案は、市長の政策方針に基づいて肉付け編成されたものです。
主な事業では、若者や女性の地域定着を図る「若者に選ばれるまち戦略検討事業」の方針を検討するため、若手職員が市民のニーズ分析などのため、インタビューや座談会を開く経費として170万円を計上しています。
まちづくりの分野では、アルネ・津山3階の「つやまこどもまんなか広場」への新たな遊具の増設や、こども・くらし・しごとについて相談する場の整備を検討するなどとして約2500万円を計上しています。
観光振興では、「鉄道の聖地 津山」をアピールするため、まなびの鉄道館の開館10周年リニューアルを行います。鉄道ジオラマで、より迫力ある操作体験ができるようにするため900万円を計上しています。
このほか、物価高騰対策事業として3億9600万円余りを計上しています。そのうち、農業資材等の価格高騰の影響を受ける認定農業者等に対し、燃料費や資材費の一部を助成するため約8800万円を計上しています。