2025年12月、岡山県倉敷市の「三菱ケミカル岡山事業所」で火事が発生し、派遣労働者が重傷を負いました。倉敷労働基準監督署は5日、引火性のある液体を取り扱う際に危険防止の措置を講じなかったとして、三菱ケミカルと操油課長の男性(57)、作業者の男性(56)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
倉敷労働基準監督署によりますと、2025年12月19日、三菱ケミカル岡山事業所に設置された高さ約6mの仮設足場上で、作業者の男性と派遣労働者が配管内の引火性のある液体を排出する作業を行っていたところ、蒸発した液体が静電気で引火し、火事が発生しました。派遣労働者は顔などにやけどを負った上、足場から落ちて背骨や骨盤を折る重傷を負いました。
倉敷労働基準監督署は、作業者の男性が引火性のある液体を蒸発させない措置を講じなかったとした他、操油課長の男性が作業指揮者に作業を指揮させず、危険物の取り扱い状況について点検を行わせていなかったとして、2人と会社を書類送検しました。
倉敷労働基準監督署は今後の捜査への支障があることなどを理由に、詳しい状況や2人の認否などを明らかにしていません。