イスラエルのネタニヤフ首相は、拉致された人質の解放に協力したパレスチナ人に対して報奨金を支払うと表明しました。
AP通信などによりますと、パレスチナ・ガザ地区を視察したイスラエルのネタニヤフ首相は19日、イスラム組織ハマスによって拘束されている人質の解放に協力したパレスチナ人に対して、報奨金を協力者に支払うと表明しました。
人質1人の解放につき、500万ドル(日本円で約7億7000万円)を支払い、協力者やその家族の安全も保証するとしています。
人質の解放と停戦に向けた協議は難航していて、進展は見通せない状況です。
こうした流れのなかでネタニヤフ首相は、イスラエル国内に対し人質奪還に向けた取り組みをアピールする狙いがあるとみられます。
ガザ地区では、今もおよそ100人の人質がハマスによって拘束されています。