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“路面凍結”スリップ事故相次ぐ 雪の岡山で観光バス横転 11人搬送

社会

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 今シーズン一番の冷え込みとなった9日、雪が積もっていた岡山県ではバスが横転。観光客11人がけがをするなど各地で事故が相次ぎました。

■雪の岡山で観光バス横転 11人搬送

 観光バスが横たわっていたのは雪の上。午前10時ごろ、岡山県真庭市の市道で観光バスが横転したと110番通報がありました。

 バスには乗客など45人が乗車。このうち観光客11人が搬送されています。

 当時、現場には雪が積もっていて、警察はバスが単独でスリップし横転したとみて調べています。

■“路面凍結”スリップ事故 相次ぐ

 福島県でも約10台が絡む事故がありました。

地元の人 「この辺は冬になると橋の上は凍っているという標識が出ている」

 この事故で3人が軽傷。原因は路面凍結によるスリップでした。

 警察によりますと、県内ではスリップが原因とみられる事故が午前中だけで少なくとも10件発生しています。

■冬日“最多”今季一番の寒気が襲来

 今シーズン一番の冷え込みとなった9日。最低気温が0℃未満である“冬日”となったのはシーズン最多、489地点に達しました。

■北海道で“幻想的”冬の風物詩も

 冬の便りも届いています。

 北海道十勝地方の足寄町。“時が止まる湖”とも称される「オンネトー」があります。

 その水面をのぞき込んでみると、円形の模様が浮かび上がっています。これはアイスバブルという、この時期特有の現象。

 撮影者によりますと、湖底から湧き出るガスなどが氷に閉じ込められたのだといいます。

 九州でも立ち上る霧が船の姿を隠していきます。

 熊本県天草市。楠浦湾で「けあらし」が観測されました。冷たい空気が水蒸気に触れ、霧を生み出す冬の風物詩です。

■関東でも50センチ超 豪雪に住民驚き

 取材班が向かったのは関東でドカ雪となった地域。関東の豪雪地帯である群馬県みなかみ町です。

 8日から9日にかけてどんどん雪が降り積もり、一気に50センチ以上となりました。今シーズン一番の積雪です。

 地元の人は早くも防寒着フル装備。最近の雪の降り方について首をかしげます。

地元の人 「最近はずっと暖かくて、12月になって最初の雪がドサっという感じ。そういうパターンになってきた」

 指先がかじかみ、首元から入り込む空気に多くの人が身震いした東京。最低気温は2.5℃。今シーズン最も低い気温となりました。

 さらに9日は今世紀で一番早く観測された現象も…。

 「初氷」です。

町の人 「可燃物(ごみを)外に出そうと思ったら手がかじかんでしまって持てなかった」

 しかし、この寒さ。悪いことばかりではないようです。

■なぜ?霜を“歓迎”キャベツ農家

 キャベツに霜がおりた茨城県の農家では…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん 「寒さが強くなると、野菜が体の中に栄養を蓄えようとして、甘みや栄養価が増すという良いことがある」

 今後は週末にかけて続々と強い寒気が襲来。警報級の大雪になるところもありそうです。

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