積水化学工業は、次世代の技術として注目されているペロブスカイト太陽電池を量産するための新しい会社を設立しました。
6日に設立された新会社「積水ソーラーフィルム」は、薄くて軽量、折れ曲がるペロブスカイト太陽電池の設計から製造・販売まで手掛けます。
積水化学が86%、政府系金融機関の日本政策投資銀行が14%を出資しています。
社長には積水化学の上脇専務が就任しました。
当初は現在の設備で製造・販売しますが、2027年には大阪府堺市のシャープ本社工場の建物や設備などを譲り受けて、量産体制を目指すとしています。
投資額は合わせて3145億円に上り、そのうちの半分を国からの支援で賄う計画です。