ロシアの首都モスクワなどへのドローン攻撃が激化するなか、中国最大の航空会社が北京-モスクワの直行便の運休を決定しました。
ロシア旅行業者協会は13日、中国の南方航空が1月20日から3月30日まで北京-モスクワ間の直行便の運休を決定したと明らかにしました。
運休の理由は明らかにされていませんが、EASA=欧州航空安全機関がモスクワやサンクトペテルブルクなどロシアの5都市への運行停止を勧告したことを受けた措置だとみられます。
EASAは、昨年12月にアゼルバイジャン航空の旅客機がロシアの防空システムの誤射で墜落したことを受け、ロシア領空内で民間機が意図せずに攻撃されるリスクが高まっていると指摘しています。
ウクライナによるロシア内部へのドローンやミサイル攻撃は頻度を増していて、モスクワの空港も防空活動の影響で頻繁に閉鎖されています。