■長野“最後の店舗”閉まる
とうとうこの日が…。長野県からイトーヨーカドーが完全撤退しました。
店長 「長きにわたり、ご愛顧ありがとうございました」
流れる「蛍の光」と惜しみない拍手。19日、最終日を迎えたアリオ上田店には朝から大行列ができていました。
そこに通り掛かった女性は…。
通り掛かった人 「(Q.きょうで終わりなんです)あ、そうなんですか」 「(Q.それで行列ができている)あ、そういう…。ほんとだー!待って、スーパーにあんな…初めて見た」
と、やや冷ややかな反応。ところが…。
通り掛かった人 「(Q.ヨーカドーで買い物は?)します、します」 「(Q.長野県からヨーカドーがなくなる)え!?やばい、最後の1店舗?わーそりゃ並ぶわ…。なんか寂しい感じがしますね、嵐がなくなっちゃったみたい」 「(Q.嵐とは自然現象の嵐?)国民的なものがいなくなっちゃうというか。悲しい気持ちになりますね」
長野県上田市での半世紀近い歴史に幕を閉じたイトーヨーカドー。映像を撮影した人は、この店の存在を次のように語ります。
撮影したのーりさん 「子どものころ、イトーヨーカドーはおもちゃがあったり食事ができたり、遊んだりする場所があったりして夢のような店だったんです。ユートピアみたいな…大げさかもしれませんけど、単に上田店の閉店じゃなくて長野県からイトーヨーカドーがなくなる、歴史的、大きな出来事の一つ」
これで長野県からは完全撤退。あいさつを終えたスタッフに小さな子どもが駆け寄りました。