イスラエル軍の制服組トップのハレビ参謀総長が、おととし10月のイスラム組織「ハマス」の奇襲を防げなかったとして辞任を発表しました。
ハレビ参謀総長は今月21日、「10月7日の朝、私の指揮下にあったイスラエル軍は市民を守るという使命を果たせなかった」と声明を出しました。
イスラエル軍の発表では、ハレビ参謀総長から一連の責任を取り、3月6日で辞任するという要請を受けたということです。
それまでにハマスの奇襲に関する調査などを終え、後任に引き継ぐとしています。
ハレビ事務総長はこれまで、辞任するかどうかは「目標が達成されたときに決める」と話していて、このタイミングでの辞任発表は「イスラエル軍が重要な成果を上げ、人質解放の合意が履行されているため」と説明しています。