行政書士の男に報酬を支払って多重債務者の債務整理の仕事のあっせんを受けたとして、74歳の男性弁護士が書類送検されました。
男性弁護士はおととし、報酬目的で弁護士以外から多重債務者の債務整理のあっせんを受けた弁護士法違反の疑いで今月28日、書類送検されました。
警視庁は元行政書士の田中良明容疑者(59)を多重債務者の債務整理の仕事をあっせんしたなどとして15日に逮捕していて、警視庁によりますと、男性弁護士は田中容疑者から約150人の多重債務者の紹介を受けていたということです。
男性弁護士は報酬として4200万円ほどを手にしていて、紹介料として約1700万円を田中容疑者らに支払っていました。
男性の弁護士事務所の事務職員ら7人も弁護士法違反の疑いで書類送検されていて、全員が容疑を認めています。