ロシアのプーチン大統領は、ウクライナとの停戦交渉に応じるためにはゼレンスキー大統領が権限を議会に移譲する必要があると主張しました。
プーチン大統領は28日、国営メディアのインタビューに応じ、ゼレンスキー大統領は去年、任期満了を迎えたにもかかわらず、戒厳令中を理由に大統領選を行っていないことから「非合法な指導者」だと指摘しました。
そのため2022年にウクライナで施行されたプーチン大統領との交渉を禁じる政令をゼレンスキー大統領は取り消すこともできず、「今、交渉を始めれば、違法なものとなる」と持論を展開しました。
そのうえで、交渉を開始するにはゼレンスキー氏が議会に大統領権限を委譲し、議会が政令を取り消す必要があると主張しています。