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米ケネディ厚生長官候補 主張一転「反ワクチンでない」

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 アメリカのトランプ政権で厚生長官候補のロバート・ケネディ・ジュニア氏が、議会上院の公聴会で「反ワクチン」などの立場を一転させたことで議員から厳しい指摘が相次ぎました。

厚生長官候補 ロバート・ケネディ・ジュニア氏 「厚生長官として、人々がワクチンを接種するのを難しくしたり、ためらわせたりするようなことは一切しない」

 厚生長官候補のケネディ・ジュニア氏は29日に開かれた上院の公聴会で「ワクチンが医療において重要な役割を果たしている」などと述べました。

 ケネディ氏はこれまで反ワクチンの立場で知られ、過去には新型コロナウイルスのワクチン接種を「人類に対する犯罪」だと非難していました。

 それだけに、公聴会ではケネディ氏が権力を得るために立場を一転させたなどと厳しい指摘が相次ぎました。

 中絶を巡っても、ケネディ氏は過去に「女性の権利だ」と主張していたにもかかわらず、「中絶はすべて悲劇だ」と立場を一変させました。

 バーニー・サンダース上院議員は「厚生長官を打診され、これほど素早く態度を翻した政治家を見たことがない」と痛烈に批判し、閣僚としての資質に疑問を呈しました。

 ケネディ氏が立場を一転させたことで公聴会の傍聴席からは「嘘つきだ」などという声が上がり、複数人が退場させられる一幕もありました。

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