中国海警局の船舶が12日、尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入したことについて、林官房長官は「遺憾で受け入れられない」と強調し、厳重に抗議したと明かしました。
林官房長官 「中国海警局に所属する船舶のこのような活動は国際法違反であり、本事案についても外交ルートにおいて厳重に抗議し、速やかに我が国領海から退去するよう強く求めたところだ」
午前10時ごろから正午にかけて、中国海警局の船舶4隻が相次いで尖閣諸島周辺の領海に侵入しました。
林長官は海上保安庁の巡視船が「退去要求や進路規制を繰り返し実施した」と説明しました。
そのうえで、引き続き「緊張感を持って警戒監視に万全を尽くす。中国側に対して冷静かつ毅然(きぜん)と対応する」と強調しました。