三豊市は12日、中学校で職員のパソコンがサポート詐欺による遠隔操作被害にあったと発表しました。
それによりますと、7日午後2時半ごろ、職員がインターネットのサイトを業務で閲覧中、偽のセキュリティー警告が表示されました。職員は電話をかけて相手の指示通りにパソコンを操作し、遠隔操作ツールをインストールしました。ツールが起動している約10分間、2019年度から2024年度までに在籍した生徒約660人分の氏名、住所、電話番号などにアクセスできる状態でした。
料金を請求されたことから職員が不審に思い、電話を切って市教委のネットワーク業務担当者に連絡しました。担当者はすぐパソコンをネットワークから隔離し、生徒のデータが抜き取られていないことを確認しました。現段階では、個人情報の流出はないということです。
職員によると、相手の指示は「片言の日本語」だったということです。
市教委は市内の小中学校に対し、パソコンに表示される画面を安易に信用しないなど注意喚起しました。サポート詐欺に対する対処方法について周知徹底し、再発防止に努めるとしています。