高松市の中央公園の再整備を検討している委員会が実施設計案を承認しました。2025年秋にも工事が始まる見通しです。
1986年に整備された高松市中央公園は老朽化が進んでいます。そのため、市は6年前から市民のアンケート調査を行い、有識者で作る再整備委員会が具体的な方向性について話し合ってきました。
12日の委員会では工事に向けた具体的な実施計画案を承認し、近く大西市長に報告することを確認しました。
実施計画では公園の樹木を減らして、芝生の面積を増やします。また、イベントなどに活用できるカフェを洋菓子店「ルーヴ」が手がけます。
公園の管理・運営は民間に委託し、イベントなどの収益の一部を公園の整備に充てることで持続的な管理・運営を目指します。
(再整備検討委員会[香川大学経済学部教授]/西成典久 委員長)
「街のにぎわいですとか市民の活力を向上させるために、この公園を使う管理・運営のところでもっとアイデア出しとか、仕組みを市と一緒に考える必要がある」
整備費は、資材の高騰や地下駐車場の荷重を減らす工事などで当初の想定より2億7000万円増え、約15億5千万円です。
秋から約2年をかけて工事し、リニューアルオープンは2027年夏の予定です。