ロシアのウクライナ侵攻から3年に合わせて、イギリスで追悼式典が開かれました。また、イギリス政府は新たに北朝鮮の国防相らに制裁を科したと発表しました。
ロンドンにあるウクライナのカトリック教会の大聖堂で24日、イギリスに住むウクライナ人らが集まり、ロシアのウクライナ侵攻で亡くなった人を悼みました。
式典には去年2月までウクライナ軍の総司令官を務めた、駐英ウクライナ大使のザルジニー氏も出席しました。
ザルジニー氏は「ウクライナの兵士や労働者、ボランティアは、毎日信じられないほどの勇敢さを示している」と述べたうえで、同盟国の支援に感謝しました。
ザルジニー駐英ウクライナ大使 「ウクライナは戦争を選びませんでした。私たちが選んだのは私たちの家や家族、未来を守るために戦うことです。戦争がすべてではありませんが、ウクライナは決して諦めません。皆さんの助けを受けて、私たちは勝ちます」
こうしたなかイギリス政府は24日、2022年以来最大規模となる107件のロシアに対する追加制裁を発表しました。
新たにロシアを支援する第三国の組織なども対象とし、ロシアへの北朝鮮軍の派兵に関与したとして、北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相を含む、高官ら5人にも制裁を科しました。
制裁された人物などは、イギリス内の資産凍結やイギリスでの銀行口座の開設、ビジネスなどが禁止されるということです。