死亡した男性の部屋に捜査のため訪れた警察官が、現金およそ3000万円を盗んだとして逮捕されました。
■鑑識係に所属 合鍵使い犯行か
週末でもパトカーが出入りする蒲田警察署。巡査部長の男が逮捕されたのは、被害額が3000万円にも及ぶ巨額の窃盗事件でした。
逮捕されたのは、警視庁・蒲田署に勤務する小林元気容疑者(45)です。
小林容疑者は、刑事ドラマなどでおなじみの鑑識係に所属していました。
指紋や足跡など事件現場に残された犯人の痕跡を調べ、事件解決につなげる仕事です。
そんな警察官が、どのようにして犯罪に手を染めたのでしょうか。
小林容疑者は今年1月、男性が亡くなったとの通報を受け、捜査のために上司と2人で部屋を訪れていました。この時、見つけたのが大量の現金です。
その日の夜、小林容疑者は1人で現場のアパートへ向かい、預かっていた鍵で部屋に入り、現金300万円と合鍵を盗みました。
さらに4日後、今度は合鍵を使って部屋に入り込み、現金2702万円を盗み出したのです。
小林容疑者 「取ってしまいました」
先月23日、小林容疑者が上司に話したことで事件が発覚したといいます。
警視庁 「言語道断の行為であり、極めて遺憾です」
今後、詳しい動機などを調べるということです。
(「グッド!モーニング」2025年3月3日放送分より)