価格の高騰が続いている野菜。特にキャベツは平年と比べて約3倍の価格に。なぜこんなに高値が続いているのでしょうか。
お好み焼きに餃子などさまざまな料理で活躍するキャベツ。
(松木梨菜リポート)
「こちらのスーパーでも春キャベツが出回りました。価格は1玉428円と平年の3倍ほどとなっています」
これには消費者も。
(買い物客は―)
「(子どもは)よく食べます」
「やっぱり子どもにはいろいろ食べさせたくて買うんですけど、値段が高いから安いものを選んでます」
農林水産省は先週、食品価格動向調査で2月17日の週の野菜の価格を発表しました。それによりますとキャベツは1kgあたり401円と、平年と比べ約2.6倍になっていて高止まりの状態です。
(ゆめタウン高松/梶原雄一朗 支配人)
「新しい産地からの商品が届き始めると値段も落ち着いてくると思ってましたけれども、(去年)夏の猛暑と、今度は(冬の)寒さも加わって、物量自体が足りていないのが続いておりまして」
ゆめタウンによると、葉物の野菜は天候の影響を受けやすいそうでハクサイも平年の倍ほどの価格に。こうした出荷量の減少により、輸入キャベツが店頭に並ぶ店もあるそうです。
財務省貿易統計によると、1月のキャベツの輸入量は1万7483tで、前の年の同じ月に比べて約43倍と大幅に増えています。
(ゆめタウン高松/梶原雄一朗 支配人)
「われわれも輸入に対する考え方持っていますけれども、お客様がわれわれの売り場では、安全を求められている、そういったお客様に応えるためにも、国産での品ぞろえにこれからも取り組んでいきたいと思っています」
そうした中で今後価格はどうなるのでしょうか?
(ゆめタウン高松/梶原雄一朗 支配人)
「出回ってくれば値段は落ち着いていくと思います。ただそんなに安くなることは難しいと思っています」