2月に開館した香川県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」。そのこけら落とし公演として、3月1日から2日間にわたってサザンオールスターズのコンサートが行われ、アリーナ周辺は多くの人で盛り上がりました。
1日、高松空港は気温の上昇で深い霧が広がり視界不良のため、成田からの到着便に欠航などの影響が出ました。
グッズを買い求める長蛇の列
(記者リポート)
「こけら落とし公演の開演まで約4時間となりました。会場の周辺にはグッズを買い求める人たちの長い列ができています」
サザンオールスターズが高松で公演するのは実に41年ぶり。全国からファンが駆け付けました。
(東京から)
「(Q.高松を選んだ理由は?)地元が岡山なんですよ。めっちゃきれいですね、最高です。駅から近いので便利だなと思いました。昼うどん食べてきました」
(徳島から)
「(Q.チケット持っている?)外れたからグッズだけ買いに来ました。(Q.地元?)徳島県から。(Q.交通手段は?)車と電車、瓦町から(電車で)来ました。大きいですよね(高松は)。四国の中心地かな」
サンポート地区は朝早くから開場を待つファンであふれました。アリーナの海側の歩道には全国ツアーをまわるロゴが入ったトラックが止まり撮影スポットに。
(大阪から)
「大阪から参戦です。もっと大きいのかと思ったんですけど、天井が割と低いからどんなことができるんだろうって。サブ(アリーナ)もあるんですね。香川初めて!(Q.うどんはどうでした?)おいしかった。あったかいやつ頼んだらここは冷たいものがおすすめだからと、サービスで冷たいものを出してくれて、それが全然おいしい!」
アリーナに集まる観光客。その経済効果は街にも出始めているようです。
会場周辺に渋滞は見られず
(記者リポート)
「開場1時間30分前の現在、まだサンポート地下の駐車場は空車のマークがついています。公共交通機関を利用して会場にアクセスしているようです」
アリーナの地下にある駐車場には、愛媛、山口、など中国・四国地方以外にも九州や中部、関東ナンバーの車も見られました。
それでも、1日は地下駐車場が満車になることはなく、会場周辺に目立った渋滞は見られませんでした。
一方で、意外な場所に人が集まっていました。アリーナのそば、海が見える場所で、ファンが開演をゆっくりと待っていました。
(愛媛から)
「(Q.どこに何があったらいいですかね?)なんか飲みたいです。何もないなあと思ってたんです」
「こうやって広い場所で時間を潰せるのはいいなって思いますけど、自動販売機くらいあってもいいのかなって思いますけど」
香川県では、アリーナ周辺に飲食店や商業施設などを誘致し、現在進める「プロムナード化」と合わせて対策を強化する方針です。
(記者リポート)
「午後4時の開場を前倒して、さきほど入場が開始されました。開場開始とともにJR高松駅から遊歩道を抜けて、アリーナ香川まで一斉にお客さんが動き始めています。大きな混雑もなくスムーズに流れています」
こけら落とし公演がスタート
(記者リポート)
「開演が始まって20分ほどたちました。漏れ出る音はほとんどありません」
(香川県内から)
「(Q.音漏れは聞こえる?)全然違う曲ですよね。いやーちょっとでもと思って来たんですけど」
熱狂の2時間半…いとしのサザンに酔いしれる
(大阪から)
「音響もすごく良かったです」
「僕らの世代(20代)もいればさらに上の世代もいて、途中『座ってください』って桑田さんが何回も言っていた。後ろのサイネージスクリーンが最新のすごく美麗な映像が流れていたのでそこにも目がいきました。ご当地ソングが相当面白かったです」
「きょうは泊まります。一人4万円」
(東京から)
「飛行機が間に合わなかったんですよ。1便目の飛行機が濃霧でね、1回、成田引き返したんですよ。良かった!」
こちらの女性は別便に乗り換えて、ぎりぎり間に合ったそうです。
(東京から)
「楽しかったです」
「最高。本当にきれい。ありがとう桑田さん。ドームと違って小さいから、やっぱりコンパクトで親近感がある。香川サイコー!」