岡山県総社市の小学5年生、黒江仁君は海外の試合でも結果を残す将来有望な小学生ゴルファー。大きな夢に向かって一歩一歩成長を続けています。
自宅の庭に作った特設ケージで練習に励んでいるのは総社市の小学5年生、黒江仁君。
仁君は2024年12月、オーストラリアで開かれた大会に招待選手として出場しました。
異国の地のコースでいつもと違う環境に戸惑いながらも2日間ともに70台のスコアをマーク。日本人唯一の参戦ながら、見事優勝を果たしました。
(黒江仁 君)
「思っていたよりみんな強くて楽しかった。(Q.オーストラリアの人たちとは何か喋ったりした?)日本のゼリーあげたり日本のことをちょっと喋ったり。(Q.優勝スピーチもやったんだよね?)小さい声で『Thank you』って言った」
ちょっぴり恥ずかしがりな仁君。ゴルフを始めたのは3歳くらいのとき。お父さんの影響でゴルフクラブを握りました。
(黒江仁 君[当時小3])
「(Q.ゴルフのどこが楽しい?)アプローチ。スピンがかかって寄るから」
KSBが初めて取材したのは小学3年生の頃。自宅近くの畑に作った専用練習場などで腕を磨き、国際大会にも出場する腕前に成長しました。
2月行われた全国大会の予選も通過するなど、結果を残し続けています。
(黒江仁 君)
「今一番好きなのはドライバー。いい音がするから」
自宅や打ちっぱなしでの毎日の練習に加えて、時間があるときはお父さんとコースに出て実戦の練習をしています。
記者「カメラは慣れてきた?」
仁君「うん」
記者「でもやっぱり緊張する?」
仁君「うん」
そんな仁君が最近特に頑張っているのはアイアンの練習です。
記者「今どんなことを考えた?」
仁君「フェードを打たないように。風が左から来ていて、フェードしたらグリーンの右サイドに落ちてパットとかが長くなってボギーを打ちやすいから」
記者「グリーンに乗った後の位置とかも考えてる?」
仁君「うん」
記者「考えるのはどう?」
仁君「ちょっと難しい」
学年が上がるにつれて、レベルの高い試合が増えてきた仁君。実際のコースで風やカップの位置を頭に入れてどんなショットを打つか自分で考える「コースマネジメント」に挑戦しています。
(父・浩史さん)
「前は楽しい楽しいで『ゴルフができることが楽しい』だったからあまり悩みも無かったですけど、やればやるほど『こうしたい』も出てきて、できなかったときの悔しさとかあるから」
コースを回り終えると、すぐにパットの練習を始めた仁君。
(黒江仁 君)
「さっきみたいにショートしないように」
その日に自分が感じた課題をすぐに練習していました。さらなる高みを目指して練習に取り組む仁君。その先にある大きな夢へ、これからも成長を続けます。
(黒江仁 君)
「(Q.将来の夢は?)プロゴルファー」